ローカルのゲーム会でトワイライトインペリウムⅣをやりました。参加者は、HKさん、RYさん、TIさん、BSさん、James。
ゲームの概要はこちら。
https://jamesobs.com/boardgame-twilight-imperium4/
ゲームの準備
今回の各プレイヤーの受け持ち勢力は以下の通り。
HKさん:THE WINNU
- メカトルレックスを影響力なしで解放できる。
- メカトルレックスを支配したらスペースドックとPDSを自動的に配置できる。
メカトルレックス支配に対して大きなアドバンテージを持つ勢力。逆に言うとメカトルレックスを取らないと話にならない勢力。
RYさん:THE L1Z1X MINDNET
- 惑星を支配したら、そこに居る敵のスペースドックやPDSを自分のものに変える。
- 地上戦闘の時ラウンドごとに爆撃を行える。
非常に攻撃的な能力。全体的に強いと思われる。
TIさん:THE ARBOREC
- スペースドックは地上軍を生産できない。
- ステータスフェーズに地上軍が1個増える。
地上軍の生産に癖のある能力だが、地上軍自体が生産能力を持っているので、それを生かせる展開に持っていければ超強力か?
BSさん:THE EMBERS OF MUAAT
- アクションでコマンドトークン1個消費で、ウォー・サンの居る星系に、2隻の戦闘機か1隻の駆逐艦を増やせる。
- スーパーノバの星域を通過できる。
初手からウォー・サンを持っているので、それを軸にした展開ができるかどうかが鍵。
James:THE FEDERATION OF SOL
- アクションでコマンドトークン1個消費で、支配惑星に2地上軍を沸かせる。
- ステータスフェーズにコマンドカウンターを+1個もらえる。
コマンドカウンターが多くもらえるのは序盤に大変有り難い能力。コマンドカウンター1個で地上軍2個はちょっと微妙。
マップの設置では、配られた星系が結構豊潤だった。4枚のうち2枚しか母星の周りに置けなかったけどそれでも多分1番潤沢な星系を母星星系の前に置けたのは有り難い。
私の秘密目的は、「戦艦を5隻場に出す」。リソースが結構大変だが終盤までには出来そうかな。
開始から序盤
ゲーム開始、HKさんがメカトルレックスを目指す。他は地道に支配星域の拡大を図る。
2ラウンド目でHKさんが、メカトルレックスを征服。このラウンドから議会フェーズが始まった。通常はこんなに早くは始まらない。
2ラウンド目にはもう隣の勢力と接してしまう。まず、どこで境界線を引くか口でやり取りが始まる。
潤沢なのは確かなのよね。序盤からヘイトを貯めるのも辛いから、こっちはしばらく譲歩するか。
ということで、一応国境線が暫定確定。(ま、どちらかがが隙を見せるまでですがね)
その後、支配地域の兵力充実を図りながら1点の公開目的をクリアしていく。
- 8影響力を払う。
- 3個のコマンドカウンターを払う。
- 5個のトレードグッズを払う。
上記ステータスフェーズに何かを払って達成する系の目的は、これをやらずに先に兵力を充実させるという手もあるけれど、このゲーム1ラウンドにまとめて点をとるのは難しいので、できる時は点を取っておくのがセオリー。経験のあるJamesやRYさんはラウンドに1点取って行っているが、初めてのBSさんは先に充実させて後で取ろうとしたため最後の方で優勝争いには絡めなかった。
HKさんはメカトルレックスを支配したものの、8.Imperialの戦略カードは中々取らない。まあ、取って点数を先行させてしまうと皆に全力で攻められるのは自明なので、ここは潜航しながらメカトルレックスの守備力を高めている。それも有りと思う。
4ラウンド目に、TIさんがHKさんの母星星系の前の星系に侵攻。HKさんはメカトルレックスに力を注いでいるので手薄は手薄だけれど、TIさんもそれほど戦力充実させているわけではないので、奇襲ではあるけれどちょっと次期尚早の感じも。それとも他に目当てがあるのであろうか。(後で聞いたら、自分の近くにない種類の惑星を4つ支配する目的カードを持っていた模様。)
で、TIさんの支配域をよく見ると結構薄い。これは行かざるを得ないよね。
序盤でTIさんに譲った(笑)星域に侵攻。さすがに兵力差歴然で勝利。
中盤から終盤
そんなこんなやっている内にゲームは中終盤。現在私のVPは5点。ただ2点の公開目的で私が比較的簡単にクリヤできそうなものがめくられており、秘密目的の戦艦5隻を場に出しているため、このラウンド3点確保可能。次のラウンド2点も目途がついているため、次のラウンドで勝利の青写真が。。。。ウフフ。
てなところで突然。
TIさんの艦隊が居る星系から私の母星星系までは3歩。間にアステロイドと地上軍のみの私の星系があるが、いつの間にかアステロイド通過と、合計3歩行ける技術を取られており、ガードがない。
まあ、油断ちゃ油断ですよね。とは言え、来れる艦隊勢力では私の戦艦5隻の反撃を受ければとても持たないと思うので不思議といえば不思議。
で、こちらの母星を取られた後反撃開始。ここで。
これが切り札だった訳ね。だけど。。
これで、TIさんの艦隊は全滅確定。でもTIさんの地上軍をどうするか。
ここでJames痛恨ミス。非常事態だからもう地上軍は全部引っぺがして持って行くべきなのに元の場所に幾つか残したために艦隊は全滅させたけど侵攻の地上軍が足りない。空母はアップグレードして搭載数=8となっていて2隻で16体持って行けるのにアホだねえ。
戦艦の爆撃に賭けたけど確率以上には排除できず。このターン結局TIさんの地上軍を生かしてしまった。
終盤では資源を取られるのは大して問題ではないが、母星星系が支配できていないと公開目的が達成できないのが大問題。結局このラウンドVPは6点にしかならず、次ラウンドで10点に行くのは絶望的。対して、RYさんに7点と抜かれてしまった。
ここで、このゲーム最大の盛り上がりが。
議会フェーズの2議題目、めくられた議題は以下の通り。
IXTHIAN ARTIFACT
- (可決)スピーカーは1個のダイスを振る。結果が6~10の場合、各プレイヤーは2個の技術を研究する。結果が1~5の場合、メカトルレックス星系に居る全てのユニットを破壊する。加えて、メカトルレックスの隣の星系において各プレイヤーは星系ごとに3個のユニットを破壊する。
- (否決)効果なし。 」
いや、トワイライトインペリウムは実はアバウトなゲームなのですが、それにしてもこれはちょっと。HKさんはメカトルレクスに20体くらいのユニットを積み上げていて、その隣にも10体くらいを置いている。他のプレイヤーも結構周りの星系に置いているが、大量破壊が起きてもほぼ無傷なのがTIさんと私かな。
さすがゲーム巧者のHKさんはポーカーフェイスで、可決されたら「5トレードグッズ」と「戦艦1隻」をもらうアクションカードを放って、対抗というかダメージコントロールを図ってきているが、私だったら心臓麻痺ものだね。
とは言え2技術とれるのは大変魅力。HKさんを除いて皆さん可決に投票してくる。いくらメカトルレックスを保持しているといっても影響力数で対抗できるなずもなく、可決された。
ここで運命はダイス運がないと自称するスピーカーのBSさんのダイスにゆだねられた。6~10なら皆さんハッピー。1~5なら責めは全てBSさんに。。。プレッシャーの中放ったダイスの目は。。。
「7」
全員安堵。結局HKさんが一番得をしたことになりましたが、いや心臓に悪かったね。
で、最終ラウンド、RYさんは母星星系を責められることを危惧してか、「8、Imperial」を取って早めに決着を付けに来た。こちらからは間にネビュラの星系があって1ターンではRYさんの母星星系までたどり着けないんだよね。
Imperialで公開目的2点得点され、記念にRYさんを攻めていったBSさんの旗艦を逆に打ち取られて1点の秘密目的を献上してしまい。RYさん10点到達でゲーム終了。
いやー大変面白かったです。でも、後から考えるとあーしたらこーしたらで。結構悔いは残ったね。