ローカルのゲーム会に持ち込んで相手をして頂きました。お相手はTIさん、YSさん、STさん、RYさん。
このゲームの概要などは以下にあります。
https://jamesobs.com/boardgame-dominant-species/
ま、確かにちょっと時間がかかるゲームではありますよね。
今回は5人でプレイ。鳥類を抜いて動物種をランダムで決める。鳥類は皆さんが嫌がるので最初から入れないことにしました(笑)。
ランダムに取って配役は以下の通り。
- 哺乳類(白色):RY
- 爬虫類(黒色):ST
- 両生類(青色):James
- 節足動物(赤色):YS
- 昆虫(緑色):TI
曲者のTIさんとYSさんが、昆虫と節足動物。これはちょっと辛いかも。
序盤~中盤
ゲーム開始1ターン目。昆虫、節足動物が「適応(動物種の適用エレメントを増やす)」を取ってきた。私も漫然と「適応」の3個目に置く。ここで爬虫類が「支配(VP獲得とドミナントカードプレイ)」へ。まあ場所が砂漠なので良いかな。
その後、哺乳類が「豊穣(マップ上にエレメントを増やす)」に言ったけど、ここは「支配」行かないとまずかった。一週回って昆虫に「支配」の2番手を取られてしまう。これを見て節足動物は「寒冷化(エリアタイルをツンドラに変える)」へ。。。後は「種形成(種キューブをマップに撒く)」「放浪(マップ上のタイルを増やす)」とかの拡張系にみな置いていく。。。
さて、みな置き終わってアクション開始。まずポイントは「寒冷化」。節足動物は昆虫の開始エリアを選択。サバンナがツンドラに変わってしまう。昆虫の「支配」の価値を大幅に制限した。まあ、最初から恨みは買いましたが。
次のポイントは「支配」。爬虫類はVP取得後、ドミナントカードに「寄生(Parasitism)」を選択。ここで、2番手の「支配」が哺乳類だと爬虫類は積極的に「寄生」を取る必要は無く更に良いのを選べたけれど、2番手が昆虫だとこれを取らないと昆虫のみ有利になってしまうので、取らざるを得ない。これにより、哺乳類のみ2ターン目以降アクションポーンが1個少ない状態で戦うことになり、後々まで響くことになった。
で、2番手の昆虫はVP取得後、ドミナントカードで「虫害(Blight)」を選択。対象はもちろん節足動物の開始エリア。節足動物のジャングルを蝗が襲って多量絶滅が発生。有力動物種が潰しあってくれるのは大歓迎。「もっとやれ」と心の中で叫んでおく。
そんなこんなで、ゲームは進む。このゲーム基本は拡張と足の引っ張り合い。私はもっぱら平和に拡張政策。「適応」や「豊潤」はあまり取らず、「放浪」で土地を広げ「種形成」で増えた種キューブを展開していく方式。しかしながら、肥沃な土地はどんどんツンドラに変えていかれるし、節足動物に「生存競争(他の動物種の種キューブを排除)」でちくちくと種キューブを削られる。それでも、最初出遅れたVPを徐々に挽回して行き、5ターン目に「支配」で「多産(Fecundity)」をプレイしたことにより、大幅に支配エリアを増やし、「サバイバル」カードも取ってツンドラ王になることにより、一瞬2位に20ポイントくらい差をつけて首位になった。
終盤~決着
で、当然出る杭は打たれます。「多産」により種キューブを殆ど盤上に置いている防御に柔軟性を欠いた状態で、昆虫と節足動物から「生存競争」の集中攻撃を受ける。このゲーム「寒冷化」以外で盤から除去された種キューブは手元に戻ってこないので、減らされても復元力が無い。しばらく首位は保っているものの防戦一方になった。
次のターン更にやばいことに気づく、両生類の生存は「水」(初期エレメント)と「肉」(後から取った唯一のエレメント)で成り立っているが、このターン「荒廃(荒廃欄にあるエレメントはツンドラタイルから取り除く)」に「肉」のエレメントがある。現状、広がったツンドラにくっついている「肉」のエレメントが7個ありこれがなくなると。両生類と哺乳類は大量絶滅の危機となる。「肉」だから哺乳類に任せるという手もあるが、とても待っていられない。幸い、昆虫,節足動物が見逃したので(彼らの生存には影響がないので1手としての価値は低い)、点数が上がるわけではないので不承不承ではあるが、1手目で「荒廃」に置いて「肉」エレメントを荒廃欄より除去。ただ、この時荒廃欄には「肉」の他「種」「太陽」があり、「肉」を除去したことにより盤上から爬虫類(STさん)の適応エレメントである「種」と「太陽」が全く無くなることが決定。
だが更に大技を掛けられる。昆虫は1手目で「支配」を取っていたが、そのドミナントカードで「大量脱出(Mass Exodus)」を選択。私が「支配」でVPを取ろうとしていた「海」にいた種キューブを全て不毛のツンドラに移動させられた。VPを取れなくなった上に大量の絶滅が確定(泣)。更に、節足動物にツンドラ王も取られ。いや、これはもう勝てんかね。
結局次の最終ターン、「肉」のエレメントは「荒廃」で大量消滅。点数を作る上ではもうそれにかまっておられず、それを前提に最大得点を取れるように動いた。
実はここに来て「肉」の消滅は逆に良いことでもあった。というのも、これによりツンドラが殆ど不毛の地になってしまい。ツンドラ王で大量得点を狙った節足動物の目論見が崩れてしまったからだ。
なるべく支配域を増やすように動いたことにより結構持ち直して、最終的に1位の昆虫に5ポイント差の2位で終了。いや惜しかったね。
いや~、確かに実際時間はかかりましたが(笑)大変楽しかったです。