ゲーム紹介

【ボードゲーム紹介】ドミナント・スピーシーズ -動物の生存戦略-

 

 

ゲームの概要

プレイヤーは、哺乳類・爬虫類・鳥類・両生類・節足動物・昆虫のどれかとなり、氷河期がやってくるまでに最も勢力を伸ばした動物種が勝利者となります。

マップは、海・湿地・ジャングル・森・草原・砂漠・山の7種類のHEXタイルの組み合わせで構成されます。ゲーム開始時は7枚の世界ですが、特定のアクションにより増えて行きます。

1ターンは以下の3フェーズから成ります。

①計画フェーズ
実行フェーズで行うアクションをプロットしていきます。スタートプレイヤーから順にアクションポーンを実行したいアクションスペースに1個ずつ置いていきます。
②実行フェーズ
アクションディスプレイの上から順にアクションを解決していきます。
③リセットフェーズ
絶滅チェックとサバイバルをチェックした上で次のターンの準備を行ないます。

アクションには以下の種類があります。

①イニシアティブ(Initiative)
計画フェーズを実行する順番を1番手早くします。
②適応(Adaptation)
自分の動物種の適用可能なエレメントを1個ディスプレイから取って増やします。
③退化(Regression)
前のターンに適応で選ばれなかったエレメントは退化となって全ての動物種から1個取り除きます。このスペースにポーンを置いていればそれを1個防ぐことが出来ます。
④豊潤(Abundance)
指定した土地タイルの何れかの角にエレメントを1個ディスプレイから取って置きます。
⑤荒廃(Wasteland)
前のターンに豊潤で選ばれなかったエレメントは荒廃となって全てのツンドラタイルからその種類のエレメントを全て除去します。最初のころはツンドラは少ないので影響は小さいですが、終盤にはツンドラが広がっており一度に10個近くのエレメントが消えてしまう事態になる可能性もあります。
⑥枯渇(Depletion)
前のターンに荒廃にあったエレメントがあります。アクションポーンでどれかを指定すると何れかの土地からそのエレメント1個を除去します。ピンポイントで敵を絶滅できるなら選ぶ価値はありますが、通常はあまり選択されない。
⑦寒冷化(Glaciation)
ツンドラタイルを既にあるツンドラタイルの隣に置きます。そこでは各動物種1種類を除いて種キューブを取り去ってプールに戻します。
⑧種形成(Speciation)
指定した土地に種キューブを増やします。
⑨放浪(Wanderlust)
既にある土地タイルの隣にタイルを追加します。ディスプレイにあったエレメントを付加できます。そして全員隣から好きな数の種キューブを移動させることが出来ます。
⑩移住(Migration)
種キューブを指定された数まで移動させることが出来ます。
⑪生存競争(Competition)
指定された土地において、1個以上の種キューブを置いていれば、ライバルの種キューブを1個ゲームから除去できます。一度に最大3カ所実行可能。
⑫支配(Domination)
指定した土地で得点処理を行います。種キューブの数により得点ランクが決まります。その後、そのタイルで優性(Dominance)を持っているプレイヤーがドミナントカードを実行します。ドミナントカードは強弱はあるものの、強いのは無茶苦茶凶悪です。

エレメントはその動物種が生存するのに必要な要素です。6角ヘックスの角に置かれますが、適合するエレメントが置かれていないヘックスでは生存できません。

ドミナントスピーシーズ エレメント01

ドミナントスピーシーズ 動物種02

 

ドミナントカードは26枚あって最も下にある「Ice Age」カードが使用されたらそのターンでゲーム終了です。

ドミナントスピーシーズ ドミナントカード01

 

ドミナントカードは最初の2ターンくらいは2,3枚ですがその後は毎ターン5枚選ばれるので、大体6,7ターンでゲーム終了の目安です。

どの動物種が強い?鳥は弱いの?

各動物種には食物連鎖の上位下位があり、支配で種キューブが同数の場合は、食物連鎖上位の方が順位が上になります。逆にゲーム開始時のイニシアティブ(手番順)は下位の方が先になります。後、各々以下の特長を持っています。

ドミナントスピーシーズ 動物種01

 
  • 哺乳類:絶滅状態でも盤上で1個種を存続させることが出来ます。
  • 爬虫類:退化にあるエレメントの効果を1個防ぐことが出来ます。
  • 鳥類:移住時に2マス移動できます。
  • 両生類:ゲーム開始時、3個の適合エレメントを持っています。
  • 節足動物:毎ターン生存競争で敵を1個除去できます。
  • 昆虫:毎ターン種形成で1個好きな土地に種キューブを置けます。

どの種が強いかと言うと動物種の特長に沿った戦略をとれるかどうかなんですけどね。

昆虫や節足動物の特長は攻撃的ですね。戦略にもよるとは言え、毎ターン1個のアドバンテージを無償で得られるのは、単純に強いと思います。また手番順が早いのも良いですね。逆に、爬虫類や両生類の特長は防御的ですね。両生類の初期3エレメントは除去不可なのでその分守りにコストを払わなくても良いですが、基本バニラなので余り面白くない動物種です。また、爬虫類の方は初期の土地も痩せているので結構辛いかなと。

哺乳類は食物連鎖一番ですし特長も強いのですが、最初の土地が痩せているし手番も最後なので、戦略を工夫する必要があると思います。

やはり鳥類は一番悲しいかと、そもそも序盤では移住はあんまりやらないし、2歩動けたとしても、所詮適合エレメントが無いと行っても仕方が無いですし。

戦術などと言えるかな

昆虫や節足動物は正攻法で増やして広げるで良いかと思います。手番順が早いので強力なドミナントカードを使用してアドバンテージを広げるのも必要です。手番順は下がらないように気をつけましょう。

哺乳類は生存能力は高いですけど最初の土地は痩せているので、寒冷化を選び肥沃な土地を潰して行きましょう。ツンドラが増えてエレメントが無い土地が出来ても1個の種は生存可能なので、他の動物種より有利になれると思います。土地の種形成能力が下がって、少ない種での戦いになれば、食物連鎖の上位は優勢になりやすいと思います。

爬虫類はちょっと中途半端ですが、取り合えず、動物種の適合エレメントを他より増やして広がりやすくするのが良いかと思います。ただ手番順が遅いので中々適応を取りにくいというのもあるんですよね。最初手番順を上げるのに精を出すのも良いかもしれません。

両生類はより中途半端。最初の土地は肥沃だけれど寒冷化を狙われやすいので、放浪で土地を増やして広がるくらいでしょうか。水のエレメントは退化しないので、なるべく世界に水を増やすのが良いかもしれません。

鳥類になったら辛いですけど、なんとか適用エレメントを増やし、このターン支配を実行したいところに大量移動して点数を稼ぐのが良いかも知れません。

このゲームの魅力?

要素も多いし、アクション数も多いので考える要素は相当あります。しかもあるターンを取ってみれば、取得するエレメントも土地タイルもドミナントカードも全て明らかになっていますのでアブストラクト性が非常に強いので、深く考えたくなり、ゲーム時間も結構かかります。

そういう考えるのが好きな人が好むゲームだということに間違いはありませんが、私のようなマゾゲーマーでなくとも好きになれる、このゲームの魅力がテーマ性だと思います。

このゲーム動物種の生存競争というテーマをうまくゲームに取り込んでいると思います。動物種の進化と退化。土地の豊饒化と荒廃化、氷河期が近づいて段々生きる場所が無くなりそこで争いが増え、油断していると絶滅してしまう。ドミナントカードは自然災害としてさらにドラスティックな環境変化を与える。確かにきついですがやりがいのあるゲームと思います。

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