ゲーム紹介

【ボードゲーム紹介】Between Two Castles of Mad King Ludwig インスタ映えのするゲーム

ノイシュバンシュタイン城の画像

 

とても綺麗なタイルを並べて狂王ルードビッヒのような変なお城を作って点数を競う、「Between Two Castles of Mad King Ludwig」というゲームを紹介します。

名前から連想されるように、「二つの町の物語(Between two cities)」と「ノイシュバンシュタイン城(Castles of Mad King Ludwig)」を足したような感じですが、両方の特長をうまく生かした、ゲームとしても大変魅力のある物になっています。

  • リリース年:2018年
  • プレイ人数:3~7人
  • プレイ時間:45~60分
 

このゲームの特長

コンポーネント

使用するのは200枚弱の1辺約4.3センチの正方形のタイル。タイルには大変美しい部屋のイラストが描かれており、全て異なる絵柄です。

このゲーム、タイルを入れる専用の入れ物が付属していて、基本タイル用と特殊タイル用の2個あります。ゲームでは9枚ずつタイルを引いて始めますが、基本タイルの入れ物は9枚ずつ分けて入れる構造になっており、開けてすぐにゲームが始められる親切設計となっています。

Between Two Castles of Mad King Ludwig タイルボックス

 

ゲームのあらまし

各プレイヤーの間にタイルを並べて城を作っていきます。「二つの町の物語(Between two cities)」の都市タイルを城の部屋タイルに替えたようなシステムですが配置ルールは大分違います。

まず最初、タイルを9枚持ってドラフトを始めます。2枚ずつ取って隣に回します。2枚のタイルを左右に1個ずつ使って城の部屋を拡張していきます。

ドラフトとは4回。余った1枚は廃棄です。これを2回行って、基本タイルは都合16枚で城の部屋を形作っていきます。

基本タイルとは別に条件をクリアすると得られる特殊タイルがありますので、タイル16枚+αで作られた城の部屋の並びや位置関係などで得られるボーナスを合計して勝負を競います。

ポイント

各プレイヤーの得点は、「二つの街の物語」と同様に左右の城の点数の低い方となります。ですので、隣の人ともうまく協力し、左右バランスのとれた城を作った人が勝ちとなるわけです。

タイルの種類と配置ルール

タイルの種類

タイルは、左上にタイルの種類のアイコンが描かれています。右上にはその部屋の壁に付いているものを示すアイコンが描かれています。底部にはその部屋が得点を生み出す条件が書かれています。

各城では各々1枚の「玉座の間」タイルがあり、これは最初に置いて、起点となるタイルです。

Between Two Castles of Mad King Ludwig 玉座の間タイル

 

基本タイルは、①ダイニングルーム②リビングルーム③家事室④庭付きの部屋④寝室⑥廊下⑦地下室の7種類あり、この辺は「ノイシュバンシュタイン城(Castles of Mad King Ludwig)」と似ています。

Between Two Castles of Mad King Ludwig 基本タイル

 

右上に描かれている、部屋の壁に付いているものを示すアイコンは、①鏡、②絵画、③武器、④松明の4種類あります。

特殊タイルは、①噴水②ロビー③塔の3種類あります。

Between Two Castles of Mad King Ludwig 特殊タイル

 

共通的な配置ルール

最初に、「玉座の間」タイルを置き、そこから繋げて配置して行きます。

どの部屋も既設の部屋と1辺以上接していなければならず、離れて置くことはできません。

「ダイニングルーム」「リビングルーム」「家事室」「庭付きの部屋」は地上のみ設置可能。「地下室」は地下のみ、「廊下」は地上・地下どちらにも配置可能です。

地上の建物を2階以上に設置する場合は、必ずその下に部屋が無くてはならず、いきなり2階以上設置することはできません。また「庭付きの部屋」の上に部屋を作ることはできません。

上記の条件を満たしていれば、タイルを積み上げる高さや幅に制限はありません。

同じタイルを3枚配置すると即座にボーナスがもらえます。ボーナスは特殊タイル等ですが、基本タイルの種類ごとにもらえるボーナスは決まっています。同じタイルを5枚配置すると好きな特殊タイルがもらえます。なお、6枚配置しても3枚のボーナスをまたもらうということは無く、何も起こりません。

タイル別ルール

①ダイニングルーム

得点条件:上下または左右に隣接した部屋の種類が書かれており、それが一致すれば各々2ポイント得られます。

3枚配置ボーナス:余剰の基本タイルを5枚引いて、その内1枚を即座に配置し残りを捨てます。

Between Two Castles of Mad King Ludwig ダイニングルームタイル

 

②リビングルーム

得点条件:8方に隣接した部屋の種類が書かれており、それが一致すれば各々1~2ポイント得られます。

3枚配置ボーナス:「王室の従者」チットが得られ、「玉座の間」に置いておきます。従者は、鏡、絵画、武器、松明の管理者の4種類あり、ゲーム終了時に、城にあるその従者が管理する物が壁に付いている部屋ごとに1ポイント得られます。

Between Two Castles of Mad King Ludwig リビングルームタイル

 

③家事室

得点条件:連結する部屋の種類が書かれており、この部屋から連結している記された部屋ごとに1ポイント得られます。

3枚配置ボーナス:ボーナスカードが得られます。ゲーム終了時にボーナスカードの条件を満たすごとにポイントがもらえます。

Between Two Castles of Mad King Ludwig 家事室タイル

 

④庭付きの部屋

得点条件:部屋の種類や部屋の壁に付いている物が記されており、城全体でその条件を満たす部屋ごとに1ポイント得られます。

3枚配置ボーナス:「噴水」の特殊タイルが得られて即座に配置します。「噴水」は単純に5ポイントになります。「噴水」タイルの上にタイルは配置できません。

Between Two Castles of Mad King Ludwig 庭付きの部屋タイル

 

⑤寝室

得点条件:全ての種類の基本タイルの部屋が城に有れば4ポイント、そうでなければ1ポイントになります。

3枚配置ボーナス:「塔」のタイルが得られます。「塔」タイルは「塔」タイルの下にあるタイル毎に1ポイント得られます。「塔」タイルの上にタイルは配置できません。

etween Two Castles of Mad King Ludwig 寝室タイル

 

⑥廊下

得点条件:8方に隣接した部屋の壁に付いている物が記されており、それが一致すれば各々1ポイント得られます。

3枚配置ボーナス:「ロビー」の特殊タイルが得られて即座に配置します。「ロビー」は8方に隣接する部屋ごとに1ポイント得られます。

Between Two Castles of Mad King Ludwig 廊下タイル

 

⑦地下室

得点条件:上方の部屋の種類が書かれており、この部屋の上方にある一致する部屋ごとに1ポイント得られます。

3枚配置ボーナス:他の部屋の種類1つを選んで、そのボーナスを得ることが出来ます。

Between Two Castles of Mad King Ludwig 地下室タイル

 

遊んでみて

引いたタイルを単純に置くだけならば、制限はそんなに厳しくないので簡単です。でも、何とか高得点を狙って配置を考え出すと途端に悩みだすことになり、結果、奇怪な城が出来上がってきます。

回って来るタイルはどんどん残り物になって行き選択できる数も減ってくるので、最初に考えたプランはどんどん実行不可能になってきます。この辺は「セブン・ワンダー」などでもあるドラフトゲームの特性ですね。

たまたま今回は左右の点数配分がうまく行って、左右とも「65点」となりトップを取ることが出来ました。写真はその片方です。

Between Two Castles of Mad King Ludwig プレイ画像

 

最高得点の城は「70点」でしたが、その隣が、「60点」と「44点」、やっぱりバランスをうまくとるのが大事です。

引いた「地下室」は3枚とも上位の「寝室」ごとに1点のタイルでしたので、「寝室」3枚と縦に並べて、またその上に「塔」も建てることが出来ましたので、他のところはあまりうまく行っていませんが、まあここだけで形は変ですが点数は結構稼げました。

ゲームタイルがすごく綺麗で見栄えがするし、かと言ってゲームとしても考えるパズル的な要素がいっぱいあり、時間もそんなにかからない結構お勧めなゲームだと思います。

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