ゲーム紹介

【ボードゲーム紹介】ガンシュン・クレバー

 

ゲームの概要

ダイスを振って出た目で専用シートを埋めて行き高得点を狙うゲームです。

プレイヤーは6個の色違いダイスを振って1個を選択し、ダイスの色と数値で決められた場所をマークしていきます。自分の手番でそれを3回繰り返します。加えて他者の手番の時に、手番プレイヤーが選択しなかった3個のダイスの1個を使用して、シートを埋めることが出来ます。

最初は6個のダイスを振るのですが、選択したダイスとその目未満の数値のダイスがそれ以降の回では使用できません。大きい目の方が得点が高くなったり使いやすかったりするので非常に悩ましいところです。へたをすると3回目に選ぶダイスがなくなったりします。

単純に手番の数だけ埋めていくのではたいした点数になりません。ある個数まで欄を埋めたり、1列を全部埋めたりすると「ボーナス」がもらえます。ボーナスにはダイス1個追加や他の色の欄の好きなところにチェックを入れるなどがあり、これらにより番手数以上の数の欄を埋めることが出来ます。このボーナスを如何にうまく使いこなすことができるかがこのゲームのキモになってきます。

ダイスゲームですから運の要素も大きいですけど、その中で最も効率的な順番で埋めていくことにより高得点を狙うという、パズル好きの人は何度も挑戦したくなるゲームではないでしょうか。

ちなみに2018年のドイツ年間ゲーム大賞のエキスパート部門にノミネートされています。

感想

私が感じた点を上げるための考慮点を以下に記します。私ごときの考えですので、浅かったり間違っているかもしれませんが、まあこういう見方もあるかねくらいで生暖かく見てください。

○手番を増やすことを優先に

ボーナス無しでは、4人ゲームでは26マスしか埋められず全く点数が伸びません。1手番で1マス埋めてそれによるボーナスで1手番増えると言うのが理想的です。点数を整えるのは最後のほうにして、序中盤はなるべく手番の増えるボーナスを早く取れるように埋めていくことを狙うべきかと思います。

○少ない点数の色を作らない

流れなので仕方が無いところもありますが、余り色を偏って埋めていくと最後のほうで行き詰る危険性があると思います。黄色や青色は最初のころは埋めやすいのですが、偏って埋めてしまうと、後のほうで5種類の色から選べるところが3種類から選ぶような状態になって、詰まる確率が増えるかなと思います。 また、狐は5色の内最小の点数のものを増やしますので、これの効果を高めるためにも、少なくとも全色20点以上にした方が良いかと思います。

○狐をなるべく多くする

狐は5種類の点数の内最も小さいものをプラスしてくれます。最小が20だとすると、1マス埋めただけで+20になるので是非たくさん埋めたいところです。 とは言え、中々埋めづらいところに設定されています。特に黄色と青色は、まずボーナスを狙って埋めて行くと、狐を取るにはほぼ全部埋めるところまで行かないと埋められないので、結構難しい。それに比べて、緑色、橙色、紫色は7マスか8マス埋めれば良いので、全色20点以上を狙うことも含めて、ここまで(3個)は埋めたいところです。

○橙色、紫色は点を欲張らないでもOK

橙色、紫色はなるべく大きな数値を入れたいところですが、平均3点で効率的には問題ないと思います。これでも、7,8マス埋めれば20点超えになります。ゲームのルール上大きな数値を通常の手番で出すのは結構難しいです。大きい数値を入れるのは+1やボーナスを使用した時と割り切って、なるべく埋めマスを増やすことを優先した方が良いと思われます。

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