スルー・ジ・エイジズはプレイヤーの担当する国の文明の発展を競うゲームです。
様々な文明カードがあり、そのカードをプレイすることにより自国の文明を発展させたり、他のプレイヤーを攻撃したりします。
文明を発展させるにつれ文化点が溜まって行きます。最終的に文化点を最も多く獲得したプレイヤーが勝利します。
スルー・ジ・エイジズが最初にリリースされたのは2006年、「Through the Ages:A Story of Civilizaton」というのがフルネームです。
このゲームとても素晴らしいものでしたが、ゲームの容積を減らすためか、カードが結構小さくて字が見づらかったり、資源を表すコマがとにかく小さくて扱いづらいという欠点もありました。
2015年、コンポーネントやゲームのルールがより改善された、新版の「Through the Ages:A New Story of Civilizaton」が発売されました。カードやコンポーネントが少し大きくなって見やすく扱いやすくなるとともに、ゲームのルールもより整理されてさらに良いものになりました。
新版は発売から今まで、BoardGameGeek内で5位以内につけています(1位になったこともあります)。旧版も50以内にいるなど、非常に評価の高いゲームです。
- ゲーム発売年:2015年<
- プレイ人数:2人~4人
- プレイ時間:120分
ゲームの流れ
プレイヤー達の中央に文明カードトラックを置きます。毎ターンそのトラックを上流から下流に文明カードが流れて行きます。
手番プレイヤーはトラックから手番コストを払ってカードを取得し、科学ポイントを払ってプレイします。
文明カードはプレイヤーボードの周りにプレイして行きます。
プレイヤーボードには資源と食料の量を表す青キューブと労働者を表す黄キューブが置かれます。
手番の産出フェーズで資源や食料はプールから鉱山や農場の生産施設に追加されて行き、建物建設などで消費されるとプールに戻ります。
食料は稼働する労働者が増えると消費が増え、資源はため込んで消費しないと腐敗してしまい無駄になってしまうので、計画的な運用が必要です。
主要な文明カードはプレイしただけでは役に立たず、プレイボード上の資源や食料を使って労働者を配置して始めて効果を発揮します。
ですので、ターン毎の資源や食料の生産力を高めることもこのゲームの大事な要素です。
以下にカードの種類を説明しますが、とにかく半端ない種類と数があります。
プレイヤーは限られた手番とリソースの中で、目当ての文明カードを取得し、文明カードをプレイして自国の文明を発展させて行きます。
どんなところが面白い?
沢山のカードをプレイして発展させていくというゲームは「テラフォーミング・マーズ」などもありますよね。
ただ、あちらはドラフトとかはありますが、基本配られたカードを見て戦略を立てて行く感じですよね。
スルー・ジ・エイジズではカードは共通の場に出現して、意識して取得しないとならない、なおかつ早いもがちだから人に取られるとそれっきりの物も多い。
ですのでカードマネージングはより窮屈な感じがします。このところは好みが分かれるところですかね、本当にめぐりが悪いと良いものばかり先に取られて、地団太を踏んでばかりと言う展開になったりもしますので。
本当に他プレイヤーの動向を読むことが大事。このゲームの面白さはこういうところの悩ましさと思います。
ジェームズはこのゲームが大好きではありますが、実は得意ではありません。
どうも純粋に最適解を構築していけば勝ちにつながるゲームはまあできるほうだと思うのですが、どうも他プレイヤーの思惑がからんでくるとポンコツになっちゃうのですねえ。それに大体いつも運は悪いし(言い訳)。
カード
カードは大きく分けて内政系のカードと軍事系のカードがあります。
Ⅰ.内政系カード
内政系のカードは直接的に自国の文明を発展させていくカードです。
主な種類は以下の通り。
①生産系のカード
②都市建築物カード
③驚異(ワンダー)カード
④指導者カード
⑤軍隊カード
⑥政体カード
⑦特殊技術カード
⑧アクションカード
Ⅱ.軍事カード
軍事カードは、内政カードだけだと間接的なプレイヤー間のからみに、より直接的なアクションを与えてくれるカードです。
①イベントカード
②侵略カード
③戦争カード
④協定カード
とにかく種類が多いですよね、結構覚えるのは大変です。